保育園を英語でいうと?合わせて保育園からの英語教育についても解説

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皆さんはプリスクールという言葉を知っていますか。小さいうちから本格的な英語教育が受けられるプリスクールに興味を持っている人も多いでしょう。ただ、実際にプリスクールがどのような場所なのか、保育園や幼稚園との違いはどこにあるのかなどについて、よくわかっていない人もたくさんいるようです。そこで今回は、プリスクールについて詳しく説明します

1.保育園・幼稚園に当てはまる英語

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プリスクールについて説明する前に、英語では保育園や幼稚園を何というのかについて説明します。英語で保育園や幼稚園に当たる言葉は、Preschool、Kindergarten、Daycareなどです。いくつかの言葉が保育園や幼稚園を意味しますが、これらはどのように違うのでしょうか。まずは、保育園や幼稚園に当てはまる英語について、それぞれの意味の違いに着目しながら紹介していきましょう。

1-1.Preschool

Preschool(プリスクール)は、Pre (前の)とSchool(学校)という言葉で構成されている言葉です。アメリカではその名の通り、義務教育が始まる前の子どもが通う保育施設を意味します。対象年齢は3~5歳ですが、施設によっては2歳から受け入れているところもあるでしょう。義務教育が始まる前段階の教育を行うことが多く、アルファベットや数字の概念について教えるなど、基本的な内容がほとんどです。日本とアメリカでは、プリスクールのイメージが異なります。アメリカのプリスクールは、日本でいうところの幼稚園だと考えるとよいでしょう。保育以外のことにも力を入れているプリスクールや、アートなどを教えているところもみられます。一方、日本でのプリスクールは英語教育に特化した保育施設です。英語を使う環境に未就学児を預ける施設であり、受け入れる子どもの年齢や預かり時間は施設によって違いがあります。

1-2.Kindergarten

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英語で幼稚園というと、Kindergarten(キンダーガーテン)という単語を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、キンダーガーテンはドイツ語由来の言葉で、「子供の庭」という意味を持ちます。日本ではキンダーガーテンが幼稚園を意味する外来語として使われています。
アメリカにもキンダーガーテンという言葉はありますが、幼稚園という意味では使われていません。アメリカのキンダーガーテンは、義務教育が始まる最初の学年をいいます。
アメリカの小学校は6歳から始まりますので、5歳から入学するキンダーガーテンは「準1年生」といいかえられるでしょう。キンダーガーテンは小学校の学年のうちの1つとして考えられており、小学校に併設されていることが多いのも特徴です。プリスクールの場合にはお金がかかりますが、キンダーガーテンはほとんどのケースで無料ですので、人気が高いといえるでしょう。

1-3.Daycare

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アメリカでは義務教育が始まる前に通える施設にDaycare(デイケア)があります。デイケアは0歳から受け入れているのが特徴で、遊びを通した自由な時間を提供しているところが多いでしょう。デイケアという名前通り、日中の育児ケアをメインとする施設がほとんどです。共働きの世帯に合わせ、長い時間預かってくれるのもデイケアの魅力でしょう。長期の祝日や夏休み期間などにも営業している施設が多く、日本の保育園のような感覚です。プリスクールは就学前の準備に値する教育をしますが、デイケアは保育がメインと考えましょう。ただし、施設によっては学力の向上を目指したプログラムを用意しているところもあり、そのようなデイケアを選ぶとしっかりとした教育を受けさせることも可能です。

1-4.nursery school

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「保育園」を表す際に使われる英語としてNursery school(ナーサリースクール)があります。
これは主にイギリスで使われている表現で3~5歳の義務教育前の子供が通う場所をさします。
「nurse」は看護師を指す言葉で、動詞として使用する場合、「世話をする」、「面倒をみる」、「(植物を)育てる」という様々な意味合いを表すことができます。
老人ホームなどの介護施設を英語で「Nursing home」と呼ぶ場合もあり、子どもを世話する学校という意味でこの言葉が使われています。

2.プリスクールと保育園・幼稚園の違い

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アメリカで保育園や幼稚園を意味するプリスクールやキンダーガーデン、デイケアなどについて考えると、日本のプリスクールや保育園、幼稚園とは大きく違うことが分かります。しかし、日本で一般的に知られるプリスクールと保育園や幼稚園では、どのような点が異なるのでしょうか。ここからの段落では、日本におけるプリスクールと保育園・幼稚園の違いを紹介します。

2-1.活動内容

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幼稚園や保育園、プリスクールの活動内容を紹介する前に、まずは、基本的な活動時間について説明しましょう。幼稚園の保育時間は9~14時ごろが一般的です。保育園は共働き世帯が預けることから、早めに始まり長く預かってもらえるのが特徴で、7時半から18時ごろとしているところが多いでしょう。プリスクールの保育時間は幼稚園とほとんど同じというケースが多くみられます。ただし、施設によっては17時ごろまで保育をしているところもあるのです。したがって、活動時間に関して、プリスクールは幼稚園や保育園とほぼ同じだといえるでしょう。
次に活動内容ですが、プリスクールは英語教育を行う場所ですので、保育園・幼稚園で行われる英語教育との違いを交えて紹介します。保育園や幼稚園のなかには、英語に親しむのを目的とし、ネイティブの英語教師を週に何度か迎えているところもあるでしょう。一方、プリスクールでは日常的なコミュニケーションが英語です。英語漬けの環境が用意されているのに加え、アルファベットやフォニックスを学ぶこともめずらしくありません。フォニックスとは、母語である英語の読み書きを覚えるときに用いられる指導法です。日本の子どもたちがあいうえおを学ぶ感覚でアルファベットのスペルや発音のルールを学べることから、充実した英語教育が期待できるでしょう。

2-2.先生の免許

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保育園で指導を行うには児童福祉法に基づく「保育士」の資格が必要です。一方、幼稚園では教育職員免許法に基づく「幼稚園教諭免許」がないと指導ができません。プリスクールで保育士として働く場合には保育士資格が求められます。しかし、英語教師に関しての明確な基準は定められていません。なぜなら、プリスクールは保育園にも幼稚園にも当てはまらず、自治体の認可を受けていないからです。しかしながら、認可保育所に準じて作成された一定レベルの評価があり、監査も受けています。したがって安心して預けられるでしょう。そんなプリスクールで指導をする英語講師には、施設ごとに高い基準が設けられています。施設によってその基準は異なりますが、ネイティブレベルの英語力を持った講師がほとんどです。海外への留学経験がある、海外の大学を卒業しているといったハイレベルな基準を設けている施設もあり、講師には高い英語力が期待できます。

2-3.学費

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子どもを保育園や幼稚園、プリスクールに預けるにあたり、気になるのは学費でしょう。認可保育園の場合には、親の収入によって異なりますが、1年間で約30万円がかかります。私立の幼稚園では、1年間で50万円程度が相場といわれ、さらに入学金も必要です。しかし、保育園や幼稚園は、3~5歳の子どもであれば無償化の対象となりますので、学費がかかりません。一方、プリスクールの学費は施設の活動内容や地域によって学費は異なり、1年間で100~180万円というのが一般的です。保育園や幼稚園のように無料では通えないため、子どもを預けるかどうかはしっかりと考えなければなりません。しかしながら、状況によっては一部給付金が受け取れるケースもあり、満額を支払わなくてもよい可能性もあります。

3.プリスクールでの英語教育

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プリスクールの英語教育は、通常の保育園や幼稚園での英語の学習とは大きく異なるといえるでしょう。保育園や幼稚園では英語に慣れ親しむための教育が取り入れられているケースがほとんどで、英語での簡単なあいさつや物の名前などを学びます。一方、プリスクールでは、日常的な言語をはじめとしたスクールでの活動のすべてを英語のみで行うところが多いでしょう。これをイマージョン教育と呼びます。イマージョン教育により、子どもたちはプリスクールで英語漬けの毎日を過ごすのです。外国人ネイティブの講師による英語を日常的に聞くだけでも、幼児の英語力は大幅に飛躍するでしょう。先生やほかの生徒とも英語でコミュニケーションが取れるようになり、積極的に英語を話すようになります。
しかしながら、プリスクールの中には、単に英語で話しかけるだけのところもあるでしょう。明確な目的もなしに英語教育を行っているケースでは、英語の上達は期待できません。英語教育は具体的な目標設定を持った施設に通わせることが大切です。そのため、通わせることを検討しているプリスクールがあれば、あらかじめ講師陣がどのような目標設定をしているのかを確認しておくのがよいでしょう。

4.プリスクールを選ぶときのポイント

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プリスクールはいくつもありますが、どれでも同じではありません。子どもに通わせるのに適していない施設もありますので、注意が必要です。では、何を意識して選べばよいのでしょうか。ここからは、実際にプリスクールを選ぶ際のポイントを紹介します。

4-1.教育方針

先ほども説明した通り、プリスクールは保育園や幼稚園のように自治体の認可を受けていない施設です。プリスクールに関する明確な基準が設けられていないため、施設によって打ち出している教育方針やカリキュラムには大きな差があるといえるでしょう。例えば、プリスクールでの会話は全て英語で行うというところもあれば、基本的には英語で会話をするが、分からないときは日本語で補うスタイルの施設もあります。
子どもの性格はそれぞれであり、いきなり英語漬けの環境では戸惑ってしまう子もいるでしょう。そういった場合には日本語のサポートがある施設を選ぶと安心です。どんな場所でも物怖じしないという性格であれば、英語だけの環境でも問題はないでしょう。また、英語学習だけでなく、英語を使って音楽やアートなどを取り入れている施設もあります。そのため、英語を通してどのような活動ができるのかにも注目することが大切です。子どもの性格を重視し、どの教育方針がぴったりで、どのようなカリキュラムを受けさせたいのかをしっかりと考えてプリスクールを選びましょう。

4-2.延長保育や送迎の有無

プリスクールの保育時間は14時までというのが一般的です。ただ、共働きなどの育児環境を理由とし、延長保育を希望する人もいるでしょう。プリスクールの中には、延長保育を実施しているところもあります。預かってくれる時間はスクールによって異なりますので、チェックしてみるのがよいでしょう。また、延長保育の料金に関しても併せて確認をしておくと安心です。そのほか、プリスクールはどこにでもある施設ではないため、自宅から遠いという人もみられます。そういった場合には、施設特有の送迎サービスがあるのかという点も調べておくべきでしょう。送迎バスは自宅まで来てくれるのか、何歳から利用が可能かなどの確認も大切です。

4-3.講師

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プリスクール選びでは、講師選びも重要なポイントだといえるでしょう。なぜなら、質の高い講師による指導が受けられると、子どもの英語力が向上する可能性があるからです。講師の質だけでなく、どのくらいの割合でネイティブの講師を用意しているのかもチェックしておきましょう。スクールによっては、日本人講師の割合が高いところもあります。英語はリズムや音が非常に大切な言語ですので、少しでも多くネイティブ講師の発音に触れることが大切です。
ただし、ホームページなどの与えられた情報を見るだけでは、講師の質やサービスの判断は難しいでしょう。そのため、オープンスクールや無料体験に積極的に参加するのがベターです。実際に会い、指導している様子などを見ることで、講師の質を見極められるでしょう。また、講師が専門的な資格を持っているかも講師選びの基準となります。保育士の資格を所有している講師がいれば、保育に関しても安心です。子どもの英語力を向上させ、安心して預けられるよう、講師選びにもしっかりと時間をかけましょう。

4-4.アフターフォロー

英語を定着させるには、継続的に英語に触れる環境が必要です。プリスクールに通っていても、その後、一般的な小学校に入学して英語に触れる機会がなくなると、忘れてしまうケースが多くなります。プリスクールでの英語教育を忘れないためには、継続的に英語に触れなければなりません。プリスクールの中には、学童保育のような形で卒園後もイマージョン教育を行っているところがあります。卒園後にも英語と触れあえる環境が用意されているのであれば、長期的な英語の継続が目指せるでしょう。このようなアフターフォローはプリスクール選びの鍵となります。アフターフォローが充実しているかどうかもしっかりと吟味してプリスクールを選ぶことが大切です。

5.プリスクール選びに迷ったらKidsDuo!

プリスクールでは本格的な英語教育が受けられますので、子どもの英語力を高められるでしょう。ただし、プリスクールは教育方針や教師の質、アフターフォローの充実などをしっかりと考えて選ぶことが大切です。Kids Duoは自然に英語が身に付き、長期的な英語環境を提供しているプリスクールです。Kids Duoであれば本質的な英語が学べます。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部