幼児教育のメリットとは?おすすめの習い事を紹介

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幼いうちから子どもに多くのことを学ばせたいと考えるパパやママが増えました。幼児教育が盛んになった背景として、0~3歳の育児が性格や知能、運動神経に大きな影響を与えることが挙げられます。そう言われても、どのような効果があるのかイメージしにくい場合もあるでしょう。この記事では、幼児教育の効果や選び方を解説し、その後に習い事を具体的に紹介します。

1.幼児教育の効果やメリットとは?

子どもが幼いうちから教育を施すのは良いことだと思っていても、その理由を知らないケースは少なくありません。人間の脳の成長のスピードは一律ではなく、全体の80%が3歳までに完成するといわれています。それを踏まえて、以下に紹介する効果やメリットを見ていきましょう。

1-1.幼児期に教育が効果的な理由とは?

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好奇心は学ぶための大きな原動力になります。成長するにつれて、経験済みのことが多くなり、周囲の刺激に対して鈍感になっていくことが多いです。一方、幼児期は見るものすべてが新鮮で、いろいろなことを知りたいという欲求があふれています。固定観念を持っておらず、脳はとても柔軟な状態なので、どのようなことでも吸収が可能です。そのため、この時期に多くのことを学べば効率よく身につけられます。

また、得意分野の能力を伸ばすことに関しても幼児教育は効果的です。学びを通じて、早期に子どもの得意分野を発見できることは珍しくありません。今後の成長過程でそれを重点的に教えていけるので、その分だけ早い才能の開花を期待できます。

1-2.記憶力の発達

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幼児教育のメリットとして記憶力を育めることが挙げられます。記憶をする場所は脳ですが、全体をまんべんなく使って覚えるわけではありません。長期的な記憶は右脳が担当し、短期的な記憶は左脳で行われます。ポイントになるのは、成長が盛んな時期が右脳と左脳で違うことです。理想は両方を十分育てることですが、それには時期を考慮したトレーニングが必要になります。右脳記憶が活発に働いて強化されるのは3歳までとされています。以降は左脳記憶が優位になるので、まずは右脳の刺激を重点的に行わなければなりません。

上記の実践に適しているのはフラッシュカードです。片面に絵、反対の面に文字が書かれており、親は文字を読みながら絵を子どもに次々と見せていきます。そうすると、子どもは絵が切り替わる前に覚えようとするので、0~3歳の期間なら右脳が効率的に刺激されるというわけです。

1-3.想像力の発達

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想像力は子どもの将来に関わる重要な要素です。過去に経験した内容や、未経験の内容を頭の中で表現する力であり、それを生かした仕事はたくさんあります。特に、音楽や美術などのクリエイティブな職業には不可欠といっても過言ではありません。また、仕事だけでなく、プライベートも含めた社会生活において想像力が役に立つ場面は多いです。たとえば、何をしてあげたら相手が喜ぶのかを考えたり、何をやったら相手が嫌がるのかを考えるのにも役に立つでしょう。

幼児期に想像力を育むのに有効な手段はイメージ遊びです。子どもに向けて、「ここは雲の上なんだけど、どんな風に感じているかな」などとシーンを思い描かせるように語りかけます。「お日様が暖かくて気持ちいい」というように、自分なりのイメージを答えてくれるので、自然と想像力が鍛えられるのです。

1-4.基礎体力の発達

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基礎体力の向上に関しても幼児教育にはメリットがあります。なぜなら、5歳頃までの学びは、基礎体力にも関係する運動神経のベースづくりに重要な役割を果たすからです。神経機能は5歳頃までに急激に発達し、一般的には大人の8割ほどの状態になるといわれています。運動神経を育てる過程で基礎体力も上がっていき、さらに心肺機能や危険回避能力の向上なども期待できるでしょう。今後のスポーツや普段の暮らしにおける効果が大きいです。

積極的に基礎体力を養いたいなら、遊具やボールを使った運動遊びが適しています。そのような遊びには、走るだけでなく、回避や方向転換など多くの動作が含まれているからです。鬼ごっこも同様であり、楽しみながら運動の基本的な動作をこなすことで、基礎体力が強化されていきます。

2.幼児教育の選び方のポイント

幼児教育の重要性が分かっても、具体的な方法が分からないという人も多いでしょう。そのような場合や効率的に学ばせたい場合は幼児教室を利用するのが得策です。ここでは、幼児教室がどのようなものか紹介しつつ、適切な選び方を詳しく解説していきます。

2-1.子どもが安全に楽しめるか

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子どものためを思って習わせても、心身に悪影響が出てしまうと意味がありません。ですから、習う内容も大切ですが、それと同じぐらい環境のチェックも重要です。教室が清潔で衛生的に問題がないことや、教材などが整理整頓されていることなどを確認しましょう。特に、遊具は破損していると大ケガにつながりかねないので、細かく調べておく必要があります。また、すでに通っている他の子どもの様子を見ることもポイントです。楽しそうに取り組めているか観察しておきましょう。自分の子どもを普段から観察することも忘れてはいけません。何に興味を持っているのか把握して、できるだけ関連する内容を扱っている幼児教室を選択することが大事です。

2-2.カリキュラムがしっかりしているか

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一口に幼児教室といっても、教えるカリキュラムはさまざまです。放任主義で大雑把な幼児教室もあるので、きちんと学ばせたいなら、カリキュラムが充実しているところを選びましょう。教えるペースが子どもに合っていることも重要なポイントです。カリキュラムが良さそうでも、子どもがついていけなかったり、苦痛に感じたりすると成長につながりません。やりたいという自主性を尊重して、楽しみながら取り組めるところを選択すると長続きしやすくなります。また、「褒めて伸ばす」「叱らずに育てる」といった運営の方針についてもチェックしておきましょう。親子の絆を重視して、母親向けのサポートを充実させる方針の幼児教室なども見受けられます。

2-3.金銭的・時間的・子どもにとっても継続できるか

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幼児教室に通わせるなら、長く継続できるか確認しなければなりません。やめる要因になりやすいものとして、金銭と時間の事情が挙げられます。月謝を払うのが大きな負担だと続けるのは困難です。レッスンの内容を確認するときは、費用も一緒に見てコストパフォーマンスに問題がないか考えるようにしましょう。入会費や教材費などの関連費も計算に入れたうえで、無理のない幼児教室を選択するのが基本となります。また、慌ただしく通っていると、子どもにとって大きな負担になりやすいです。そのため、往復にかかる時間や友達と遊ぶ時間なども考慮しなければなりません。レッスンを受ける際に、子どもの心身がリラックスできそうか確認する必要があります。

3.おすすめの幼児教育

ここまでで、幼児教室を選ぶ際のポイントを把握できたのではないでしょうか。早くから月齢が近い友達と触れ合えますし、それによって協調性が自然と養われます。ここでは、赤ちゃんからでもスタートできる幼児教室を具体的に紹介していきます。

3-1.ベビーヨガ

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ベビーヨガは、その名のとおり赤ちゃんと楽しめるヨガです。一緒にポーズをとりながらエクササイズをするので、スキンシップを盛んに行うことになります。これを通じて、普段以上に母子の心のつながりを体感できると感じている人も多いです。ポーズをとる際に、バランスを保ったり揺れたりすることで、赤ちゃんの運動能力を発達させる効果も見込めます。ただし、全体的に動きは緩やかですが、首への負担がゼロというわけではありません。したがって、基本的には首が座って安定した状態になってから通い始めると良いでしょう。赤ちゃんのためだけでなく、母親の体力やスタイルの回復も期待できる一石二鳥の習い事として人気が高まっています。

3-2.ベビーサイン

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ベビーサインは赤ちゃんと親がコミュニケーションをとる手段です。それを習うことで簡単な手話やジェスチャーによる意思の疎通が可能になります。たとえば、母親に抱っこをしてもらいたいときに、両手を広げて合図をすることもベビーサインの一つです。習った内容は、自宅でわざわざ時間を確保して練習する必要はありません。日常生活のなかで自然とベビーサインを使ったコミュニケーションは増えていくからです。食事などのタイミングで決まった動作をしていれば、それが新たなベビーサインになることもあります。通い始めるタイミングとして一般的なのは6~18カ月頃です。個人差があるので、赤ちゃんが指さしを始めた時期を目安にすると良いでしょう。

3-3.ベビーマッサージ

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赤ちゃんの心身を健やかに成長させたいなら、一緒にベビーマッサージを習いにいくという方法があります。ベビーマッサージとは赤ちゃんに優しく触れながら施すマッサージです。行っている間は親の手と赤ちゃんの肌が密着しており、スキンシップの時間がいつもより長くなります。これによって、赤ちゃんは安心感に包まれるので精神の健全な成長が促されるのです。もちろん肉体面にも良い影響があり、心地よい刺激を受けることが筋肉の発達につながります。ただし、熱心に行うあまり力を入れすぎないように注意しなければなりません。赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、傷つくことを防止するために、ベビーオイルをうまく使う必要があります。

3-4.ベビースイミング

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ベビースイミングは文字どおり赤ちゃんのスイミングですが、一般的な水泳のトレーニングをするわけではありません。おもちゃなどを使って楽しく遊ぶことにより、水に親近感を持たせることが主な目的です。水を怖がらなくなることで、もう少し成長してから水泳を習う段階に進みやすくなります。ただし、ベビースイミングの段階でも水圧を受けながら行動するため、筋肉の発達を促進する効果は小さくありません。全身を使うことでバランス感覚が養われたり、脳の発達が促されたりするという見方もあります。さらに、疲れることで寝つきがよくなることも大きなメリットです。なお、ベビースイミングを始められる時期は生後6カ月頃となっています。

3-5.ベビー英会話

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世の中のグローバル化により、英会話を習う人が増えており、赤ちゃんも例外ではありません。ベビー英会話という赤ちゃん向けの英会話のニーズが高まっています。赤ちゃんの耳は、生後6カ月の時点で外国語の音でも学習できる能力が備わっているといわれています。このような事情があるので、英語の重要性を感じているなら、ベビー英会話は習い事の有力な選択肢になるでしょう。

4.ベビー英会話がおすすめな理由

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英会話を早めに学び始めたほうが良いことには多くの理由があります。臨界期を迎える前に習得しやすくなることもその一つです。臨界期とは学習能力が衰え始める時期のことであり、個人差があるので一概にはいえませんが、言語に関しては9歳頃が目安となっています。それより早くスタートすれば、その分だけ効率よく勉強できるというわけです。また、幼い子どもの耳は難しい発音も聞き取りやすいので、赤ちゃんのうちから始めることで無理なく英語に慣れていけます。

小学校の授業で初めて英語を教わる子どもは、分かりにくい言葉だと感じて拒否反応を示すケースが珍しくありません。早くから英語に触れることには、授業に対する抵抗感を防げるというメリットもあるのです。さらに、英語を学ぶことを通して、外国の文化を知る機会も得られます。

5.Kids Duo(キッズデュオ)とは?

Kids Duoは、幼い子どもに効果的なメソッドを持つ英会話教室です。「第2の家」をコンセプトとしており、子どもへの気配りを欠かさないので安心して預けられますし、楽しく過ごせるような工夫もたくさん行われています。また、Kids Duoでは英語に触れることを勉強と位置づけていません。英語が飛び交う場所で過ごすことにより、自然と習得していくスタイルだからです。また、ゲームや工作など、子どもが大好きなプログラムをたくさん用意しており、それらはすべて英語を使って取り組むことになっています。異なる年齢の子どもとよく接するため、幼児期から社会性を培えることも大きな特徴です。これにより、実践的なコミュニケーション力が養われていきます。

6.幼児教育は0歳からはじめるのがおすすめ!

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幼児教育を始めるのは、3歳ぐらいからで十分だと考えている人もいるでしょう。しかし、人間の脳は3歳までに80%が完成してしまうとされているため、スタートのタイミングとしては遅いことになります。脳が最も成長するのは0~1歳なので、その間に五感を刺激したりスキンシップを多く行ったりすることが重要です。赤ちゃんはなかなか言うことを聞いてくれず、スムーズに進まないことも少なくありません。しかし、親として子どもの才能をできるだけ伸ばしたいなら、幼児教育に関する正しい知識を身につけて、0歳から取り組むように心がけると良いでしょう。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部