【夏休みの習い事のおすすめは?】具体的な習い事とメリットをご紹介!

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夏休みには自由に使える時間が増えるので、「子どもに特別な体験をさせてあげたい」と考える親御さんは多いでしょう。長い夏休み、子どもに何をさせるかで悩んでいるのであれば、思い切って習い事をさせてみるという選択肢もあります。この記事では、夏休みに習い事がおすすめの理由や、子どもが習い事をするメリットなどについて解説していきます。

1.夏休みの習い事はおすすめ

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夏休みは地域によっては40日程度あるという場合も多いので、子どもにとってはとても長く、その分自由に過ごせる時間もたくさんあります。しかし、夏休みの間に打ち込むことが何もない場合、だらけた日々を過ごしてしまう恐れがあります。たとえば、サッカーや野球、ピアノ、書道など、意欲的に取り組めることがあれば、長期休暇でも生活のなかにメリハリが生まれるでしょう。加えて、夏休みに習い事に取り組めば、子どもに新しい体験をさせることにもつながります。また、夏休みに行った習い事を子どもが気に入った場合、8月末で終了とするのではなく、その後も継続して取り組んでいくという選択肢もあります。夏休みに子ども自身が楽しめる習い事に出会えたら、夏休みが終わった後も子どもに良い影響をもたらす可能性が高いでしょう。

2.夏休みの習い事のポイント

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夏休みの習い事を選ぶ際には、気を付けたいポイントが複数あります。まず、子どもの習い事では、スケジュールにも十分配慮することが求められます。夏休みにダラダラと過ごしてしまうのを防ぐために、親が厳しいスケジュールを組むのはよくあることです。しかし、時間配分などがあまりにも厳しすぎると、子どもに負担をかけてしまうケースもあるため注意が必要です。子どもへの負担が大きすぎると、本来なら楽しいはずの習い事でも「親に言われてやっているだけ」という感覚に陥ってしまうこともあり、結果として子どもに悪影響を及ぼしてしまう恐れもあります。

次に、子どもの習い事を選ぶ場合は、子ども自身の「やりたい」という気持ちを尊重したうえで、体力など個別の事情も考慮することが欠かせません。たとえば、スイミングや体操教室、英会話などの習い事の場合、短期間の体験教室を実施しているところもたくさんあります。習い事選びで悩んだときには、まずは子どもに体験させて様子を見て、夏休みが終わった頃に本格的に始めてみるという選択肢もあるでしょう。

3.習い事をするメリット

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子どものときに習い事をすると、多くのメリットがあります。習い事をして定期的に教室に通うことによって、学校や家庭では身に付けられない技術や知識が習得できます。例えば、もともと興味を示していたことを習い事にして、特別な訓練などを繰り返し行っていけば、それにとことんのめり込んでいけるので、結果として技術を飛躍的に伸ばしていける可能性があるでしょう。また、習い事では初対面の子どもたちや先生とコミュニケーションを取るシーンもあるので、新たなコミュニティーが形成される点は大きなメリットのひとつです。初めての場所で親元から離れて先生から物事を教えてもらうというのは、子どもにとって特別な環境といえます。

さらに、サッカーや水泳、バレエ、体操など、スポーツ系の習い事を選んだ場合は、体が丈夫になるのはもちろんのこと、「精神面が鍛えられる」「協調性が身に付く」などのメリットもあります。スポーツ系の習い事では、教室によって挨拶や言葉遣いなどを重視していることも多いので、習い事を通して礼儀作法が自然と身に付くケースもあるのです。このように、子どもの頃に習い事をすると、学校や家庭ではできないような体験がたくさんできるといえます。

4.英語とプログラミングが人気

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2019年にイー・ランニング研究所が行った調査によると、夏休みに子どもにさせたい習い事は1位が英語、2位がプログラミングという結果となりました。この2つの習い事は、3位にランクインした学習塾を大きく引き離しているため、子どもに特に人気がある習い事と判断できます。英語とプログラミングに関しては、社会の変化に伴って注目度がどんどん高くなっているのです。

5.英語が注目される理由

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子どもの習い事として英語が注目されていることには、複数の理由があります。文部科学省の決定により、2020年から小学校の英語の授業が必修化されることとなりました。これまで、英語は5・6年生が「外国語活動」として学習していましたが、2020年からはこの授業が3・4年生に引き下げられました。そのため、5・6年生では英語が正式教科となるので、通知表にも評価が記載されるようになります。

3・4年生で英語を学習する目的のひとつとして、英語の楽しさを知り、親しむことが挙げられます。この時期の英語の授業に関しては、挨拶や数の数え方、曜日や時刻の尋ね方などが主な内容です。1年間で35時間の授業を行い、この中でゲームの要素を取り入れるなどして、子どもたちが「英語は楽しい」と感じながら学びを深めていきます。それから5・6年生になると、英語を聞いたり話したりすることに加えて、「読む」や「書く」の学習が加わり、本格的に学んでいきます。5・6年生では年に70時間の授業を行うことで、600~700の単語に触れることとなり、内容もより高度になる点が特徴です。グローバル化が進んでいる背景から、小学生のうちから英語を学ぶことの重要性は今後さらに増してくるといわれています。

6.英語を学ぶメリット

子どものうちから英語を学ぶメリットはたくさんあります。ここからは、英語を学ぶメリットについて3点紹介します。

6‐1.価値観が広がる

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幼い頃からずっと日本で生活していると、価値観が固定化されてくることはよくあります。しかし、日本に住んでいる場合でも、子どものうちから英語という異なる言語に触れることによって、海外の言葉や暮らしなどに興味が持てるようになります。すると、自分の国を客観的に見ることができるようになるのです。また、日本には古くから個より集団を優先するという価値観がありました。しかし、海外の一般的な価値観はこれとは真逆で、個の違いをそれぞれが認め合ったうえで、お互いを尊重する文化があります。英語を学んでいくと、海外で生活する人や異文化に触れるきっかけにもなります。異なる価値観に触れてみると、より世界を俯瞰して見るという視点が育ち、柔軟な考え方ができるようになるのです。

6‐2.職業の幅が広がる

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英語を身に付けておけば、英語を生かした仕事もできます。日本企業のなかには、社内言語として英語を用いる企業も増えつつあります。そのため、英語が堪能であればそのような企業に就職したり、外資系企業などで働いたりするという選択肢も生まれるので、職業の幅が広がっていくのです。加えて、英語ができれば、海外の事業を任されるなど、会社にとって重宝される人材となるでしょう。

6‐3.学業の幅が広がる

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英語が話せると、学生のうちから留学などをして海外の高校や大学などで学ぶことも可能です。たとえば、海外の大学で学べば英語が堪能になるだけでなく、その学校で単位を取得するなどしてより高度な教育を受けることにもつながります。また、理系の場合は、論文を英語で書かなければならない場合もあります。英語を読んだり書いたりできれば、英語を使った論文の読み書きも問題なくできるでしょう。

7.英語は早めに学ぶべき

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「英語を学習するなら、できるだけ早いほうが良い」という話を耳にしたことがある人は多いでしょう。「英語の学習は早めに行うべき」といわれることには、理由が複数あります。言語に関しては、人間は若いうちに学んだほうが、語学知識の定着が早いといわれています。幼い頃から英語に触れる機会があれば、日本語の定着とともに、英語も知らず知らずのうちに定着させることができるのです。また、日本語と英語の発音はまったく異なるものです。そのため、日本人で英語が苦手という人のなかには「英語が聞き取れない」や「発音が難しい」などの悩みを抱えている人も大勢います。しかし、英語を幼い頃から学んでおけば、高度な発音なども抵抗なく聞き取れるようになります。

一般的な日本人が日常生活に困らない程度の英語を身に付けようとした場合、およそ2000~3000時間の学習が必要です。しかし、実際に日本で行われている教育では、小学校から大学までで1000時間程度しか英語の時間は確保されていないので、英語を習得するためには学校の授業以外に1000~2000時間は英語の勉強を行ったほうが良いといえます。吸収力が早いといわれる子どものうちから習い事として英語に触れて、学ぶ機会を多く作っていきましょう。

8.プログラミングが注目される理由

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プログラミングとは、自分が思う通りにコンピューターを動かすためにプログラムを作る作業のことを指しています。「プログラミング言語」と呼ばれるコンピューターに理解できる言語で指示内容を入力すると、コンピューターは出された指示に沿って動きます。小学校では、2020年以降英語だけでなくプログラミングも必修化されることが決定したため、子どもの習い事としても広く注目されているのが実情です。

しかし、小学校で行われるプログラミング教育に関しては、実際にパソコンを使って作業を行う本格的なものではなく、プログラミング言語も学習しません。小学校の授業で行うプログラミングは、身のまわりにあるさまざまなものがプログラムによって動いていることを理解するというものです。そのため、国語や算数の授業のように「プログラミング」という教科が新たに増えるわけではなく、論理的思考力を養うことを目的としています。

この論理的思考力は「プログラミング的思考」と呼ばれています。プログラミング的思考とは、目的のための動きの組み合わせや物事の順序立てを行い、問題が起きたときには改善すべき点を考えていくというものです。思考力を養うことで、小学校では実際にパソコンを使ってプログラミングは行わないものの、論理的思考力が身に付くと期待されています。社会が変化していくなかで論理的思考力は必要なものであるため、子どもの習い事としてプログラミング教室に通わせる人は年々増えています。

9.プログラミングを学ぶメリット

子どもの習い事としてプログラミングを検討している場合は、プログラミングを学ぶことでどのような効果があるかという点に着目してみましょう。ここからは、プログラミングを学ぶメリットについて見ていきましょう。

9‐1.将来の選択肢が広がる

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小学生のうちから習い事としてプログラミングを学んでいけば、プログラミングのスキルを身に付けることが可能です。プログラミングのスキルとは具体的に、ITにまつわる知識やプログラミングの仕組みなどが挙げられます。これらのスキルがあれば、将来エンジニアやデザイナーになるという選択肢もあるでしょう。習い事でプログラミングをさせる場合、内容は子どもの年齢などによって変わってきます。たとえば、小学1・2年生くらいの子どもには、プログラミング言語を用いて簡単なゲームなどの作成を教える教室が多いので、気軽に始められるというメリットがあります。

また、プログラミングというと、「理系の人に必要なもの」などのイメージを持っている人も少なくありません。しかし、実際のところは文系の職種であっても、ITやプログラミングにかかわるスキルが求められるシーンも増えてきています。プログラミングについて学習しておけば、将来的には職種の幅が広げられる可能性があるといえるでしょう。

9‐2.論理的思考力が身につく

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プログラミングの学習には、論理的思考力が不可欠です。目的に応じた動きをさせるためには、ルールに従って組み合わせを考えていく必要があります。万が一間違っていれば、自分が思ったような動作をしないので、「どこが間違っていたのか」や「順序は合っているのか」などを繰り返し思考しなければなりません。この作業は結果として論理的に考えることにあたるため、これを続けていけば論理的思考力が養われます。すると、課題解決能力を身に付けることにもつながるのです。

9‐3.自主性が養われる

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子どもの習い事としてプログラミングはまだそれほど馴染みがあるものではないため、「子どもには難しすぎるのではないか」と考える大人はたくさんいます。しかし、子どもを対象としたプログラミング教室では、先生が基本的なところから優しく教えてくれるというメリットがあります。しかし、プログラミングを通して論理的思考力を養うにあたって大切なのは、「与えられた課題に対して、どのような方法を用いれば解決できるか」という点を自分で考えて調べていく姿勢です。自分で考えたり調べたりすることは、プログラミングだけでなく、国語や算数などの授業でも必要となる能力です。

プログラミングの習い事を続けていくと、自分から進んで取り組んでいく自主性も養われます。幼い頃から自主性を養うことは、プログラミングにまつわる知識などを習得できるかどうかだけでなく、長い人生を生きていくうえでとても大事なことといえるでしょう。加えて、将来どのような仕事をする場合でも、自主性を持って業務に取り組めるかどうかは重視されます。小学生の頃からプログラミングの学習を続けることで自主性を身に付け、将来の可能性を広げていきましょう。

有意義な夏休みにしましょう!

夏休みにおすすめの習い事やメリットについて理解できたでしょうか。子どもにとって夏休みは長い時間であるのはもちろんのこと、自由に過ごせる時間でもあります。そのため、夏休みは子どもを成長させるうえで、大変貴重な時間です。夏休みの習い事を検討しているのであれば、Kids Duoでこれからの社会で必ず役に立つ英語を学んでみましょう。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部