サマースクールに通うメリットとは?幼児でも通うことはできるの?

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国際化が進むなか、子どもには世界で活躍してほしいと願う人も多いのではないでしょうか。そこで紹介したいのがサマースクールです。サマースクールでは、英語やスポーツ、芸術といった課題活動を行いながら、さまざまな国籍の人と触れ合えます。今回は、楽しみながら英語が学べるサマースクールについて徹底的に紹介しましょう。

1.サマースクールとは?

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サマースクールは、夏の長期休暇を利用して英語に触れられる習い事です。主に学生が対象で、教室やアクティビティなどさまざまな種類が用意されています。長い夏休みを充実させるためのプログラムであり、世界各国で注目を集めているといえるでしょう。なかでも、欧米では5月や6月に最終学期が終わるのが一般的で、9月や10月から新学年が始まります。この学年が切り替わる時期に子どもに特別な体験をさせると、意欲を持って新学年からの学習に取り組めるようになると考えられているのです。夏休みの間に集中して語学やスポーツ、芸術、自然などに触れ合うことで、子どもの興味も引き出せます。日本でも、インターナショナルスクールやさまざまな教室で開催されているといえるでしょう。内容や費用、時間なども機関によって異なるため、希望するプランが見つかります。

2.なぜ人気?

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サマースクールが人気の理由には、普段はできないことが体験できるという点が挙げられます。学校ではできないことや、教えてもらえないことを学んだり体験したりでき、新しい刺激が得られるでしょう。いつもとは違う経験によって興味のアンテナが広がるなど、子どもの教育に大きく貢献します。サマースクールで圧倒的な人気を誇るのが英語です。これまで耳にする機会が少なかった英語で生活をするようになると、英語に興味を持つきっかけにもなります。

2020年からは小学校でも英語教育の必修化が始まり、英語への関心は高まる一方です。しかし、学校だけでは英語に触れられる時間は限られています。また、授業があるからといって英語に興味を持つとは言い切れないでしょう。その点、サマースクールで本場の英語を体験すると、経験を通して英語が楽しいと感じられます。その結果、英語を楽しみながら覚えたいと感じる子どもが増えるのです。英語が伝わったという成功体験から、もっと話せるようになりたいというモチベーションも生まれるでしょう。

さらに、サマースクールでは親と離れてさまざまなことに取り組むため、子どもの自立心も芽生えます。サマースクールの間は親が側にいないため、身の回りのことを自分でしなければなりません。これまで親に手伝ってもらっていたことが一人でできるようになるなど、子どもの成長が感じられます。さらに、多国籍との友達と触れ合うことで、異文化も経験できるのが魅力です。新しい価値観と触れ合うことで文化の違いを理解でき、若いうちから国際交流が始められるようになります。

そのほか、共働き世帯にもサマースクールは人気です。両親が仕事をしているとあちこちに連れて行くのは難しく、夏休みを持て余してしまうこともあるでしょう。そのようなときにサマースクールに預けると、子どもに多くのことを体験させられます。仕事が忙しくても子どもに充実した夏休みを過ごしてもらえるようになり、お互いの満足度が高まるのです。

3.サマースクールのメリット

サマースクールには、大きく3つのメリットがあります。ここからは、サマースクールのメリットについて紹介していきましょう。

3-1.自立ができる

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家族と過ごしていると、家事や子どもの身の回りの世話などは両親がすることが多いでしょう。その点、サマースクールでは、家族と離れて生活するため、食事の片づけや部屋の掃除などは子ども自らが行う必要があります。また、周囲のルールにも従うことも学ぶのです。自分の身の回りのことを自分ですることは成長のきっかけになります。

3-2.家族や母国を見直すきっかけになる

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サマースクールにはさまざまな国籍の人が参加しています。言語だけでなく育った文化や環境、習慣、考え方も違う人たちが集まることから、たくさんの刺激が受けられるでしょう。旅行などでも現地の生活は体験できますが、コミュニケーションを通してより深い経験が得られるのが魅力です。また、学校の先生や友達といった多国籍の人と触れ合うなかでは、日本の文化や風習などについて聞かれることも多いでしょう。どのようなものを食べ、毎日どのような生活をしているのか、これは日本語では何というのかという一般的な質問だけでなく、思いもよらない疑問を投げかけられることもあります。これまで当たり前であったことでも、異文化で育った人は面白いと感じてくれるという点に気が付き、日本がどのような国なのかについて改めて考えるようになるでしょう。自国の文化に興味を示してもらえることで、家族や母国を見直すきっかけにもなるのです。

3-3.長期留学の入り口となる

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サマースクールに参加し、英語を使ったコミュニケーションへの成功体験を積み重ねることで、もっと英語を勉強したいという興味が引き出せるようになります。また、うまく伝えられなかったことで、英語学習へのモチベーションを高める子どももいるでしょう。そのほかにも、自分は英語で生活する環境になじめるかどうかが確認でき、新しい世界に飛び込む自信をつけるケースもみられます。その結果、将来的な長期留学の目標を立てるようになり、長期留学に向けた準備や心構えができるでしょう。

4.様々なタイプのサマースクールが

サマースクールのタイプは多種多様であり、たくさんのことが経験できます。そのため、サマースクールのタイプ選びはしっかりと行うのがよいでしょう。ここからは、サマースクールのタイプを紹介します。

4-1.習い事タイプ

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習い事タイプは、英語に触れることを目的としているカリキュラムが多いでしょう。学校で授業を受けるような形式で行われるのがほとんどで、インターナショナルスクールなどで開講しています。夏の間だけ参加するスタイルですので、インターナショナルスクールに通っていなくても参加できるのが魅力です。参加する日程や期間を自由に選べるところが多く、一日単位で自分の予定に合わせられるのも人気の理由だといえます。都合のいい日程で英語体験ができ、残りの日程で旅行に行くことも可能です。また、テーマがある程度絞られていることから、子どもの興味や関心に合わせて選べます。英語教室の体験としてサマースクールを取り入れているところもあり、本格的に英語教室に通わせるかの判断材料としての参加も可能です。

4-2.幼稚園タイプ

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できるだけ長い時間子どもを英語に触れさせたいと考えているのであれば、幼稚園タイプを選びましょう。幼稚園タイプは幼稚園のような形式で朝から夕方まで預けるタイプのサマースクールです。英語だけで過ごすため、一日の英語に触れる時間が長くなるのがメリットでしょう。日本にいながらにして外国にいるような体験ができ、国際感覚も身に付きます。英語で過ごすタイプのサマースクールに多いのはインターナショナルスクールが開講しているものです。先生が外国人というケースも多く、英語だけでなくスイミングなどのプログラムも受けられるなど、幅広い体験が英語を通して行えます。

4-3.親子で受けるタイプ

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夏の長期休暇には親子で特別な体験をしたいと考える人もいるでしょう。そこで人気なのが、親子で受けるタイプのサマースクールです。親子でサマースクールに通うものであり、一週間ほどの短期親子サマースクールなども用意されています。短期親子サマースクールの場合には、ジュニア向けの語学スクールのプログラムに参加するのがいいでしょう。机に向かって英語を勉強するのではなく、スポーツや遊びを通してさまざまな国籍の子どもが仲良く楽しめるカリキュラムが選べます。

子どもたちが国際交流を楽しんでいる間、親は語学学校や各種専門学校コミュニティカレッジで短期プログラムが受講でき、親の英語力も伸ばせるのが魅力です。親子で英語力を身に付ける機会であり、子どもだけでなく自分も成長できると高く評価されています。最近では、英語に触れる環境を増やすため、親子で英語教師の家にホームステイする形式も人気です。効率よく英語が学べると評判で、人見知りをしやすい子どもにもぴったりのタイプだといえるでしょう。

5.サマースクールを選ぶ時のポイント

サマースクールはどのように選べばよいのでしょうか。ここからは、サマースクールを選ぶポイントを紹介します。

5-1.教師の質

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サマースクールを選ぶ際に気を付けたいのは、英語を教える教師の質です。夏には熟練した教師が夏休みに入ることが多く、アルバイトの教師でサマースクールを開講しているところもみられます。アルバイトの講師は普段から英語を教えているわけではないため、英語が話せても教えるのには不慣れであるケースも多いでしょう。その点、熟練した英語教育のスペシャリストであれば、子どもたち一人ずつに目を行き届かせ、正しい英語を分かりやすく教えてくれるので安心です。

また、英語を第一言語としていない人が子どもたちに英語を教えている場合もあります。スペイン語やフランス語を母国語としている人たちでも、英語が話せるからという理由で教師として働いていることはめずらしくありません。英語を母国語としないことで、特有のなまりをもつ教師もみられ、きれいな発音が身に付かない可能性もあるのです。留学をするのであれば、分かりやすくきれいな発音で英語を学んでほしいという人も多いでしょう。ネイティブのように英語が話せるようになるためにも、教師選びはしっかりと行うことが大切です。

5-2.クラスの人数

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大規模なサマースクールであれば、たくさんの人と交流できるため、多くのメリットが得られると考える人もいるでしょう。しかし、規模が大きすぎると、細部にまで先生の目が行き届かないことがあります。子どもたちも落ち着いて勉強できないと感じることがあり、効率よく英語が身に付きません。また、小規模の場合にはアクティビティが少なく、日々のレッスンがマンネリ化してしまうケースも多いでしょう。クラスの人数が少ないことで友達が限定され、楽しめないと感じでしまう可能性も考えられます。したがって、サマースクールを選ぶ際には中規模のところがいいでしょう。少人数で授業を行うことで効率よく英語が学べ、豊富なアクティビティをさまざまな子どもたちと体験できます。

5-3.国・場所選び

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サマースクールには海外で留学をするというタイプもあります。海外のサマースクールに参加する場合には、親子で留学するスタイルを取ることが多いでしょう。そのため、ある程度の時間とお金が必要です。日本のサマースクールに行くのとは異なり、安全で環境のいい国選びも大切だといえます。治安がよいとされている国であっても、危険だとされている場所もあるでしょう。土地勘がないことで危ない目に遭う可能性も考えられますので、国選びは慎重に行います。

また、海外のサマースクールに行くのであれば、たくさんの経験ができる場所を選びましょう。学校やビルの中で機械的に英語を勉強するのであれば日本でもできます。地域の特徴を活かしたアクティビティなどがある学校を選び、のびのびとした環境で英語を勉強するのがよいでしょう。海外生活にあたり、ホームステイを選ぶ人もみられますが、海外のホームステイには当たり外れが多いのが特徴です。ホストファミリーによっては楽しく生活できないと感じることもありますので、おすすめはしません。

6.海外で人気のあるサマースクール

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海外で人気のサマースクールにはアメリカが挙げられます。世界の経済や文化の中心地として知られるアメリカでは、時代の流れを最先端に感じられるでしょう。世界中から多種多様な人種の学生が集まるため、充実した国際交流が楽しめます。また、カナダも人気の国の1つです。カナダの冬は冷え込みますが、夏は過ごしやすいため、サマースクールにぴったりでしょう。豊富な自然もカナダの魅力で、大自然が満喫できるアクティビティも充実しています。

長い歴史をもつイギリスも、サマースクールの場所として注目されている国です。美術館や博物館が多いため、文化や芸術にも触れられると高く評価されています。観光スポットもたくさんあり、勉強の合間の散策も楽しめるでしょう。歴史を感じる街や建物に囲まれた環境で勉強でき、イギリス文化が肌で感じられます。留学にかかる費用が抑えられるとして評判なのがフィリピンです。語学学校が多く、マンツーマンで受けられるプログラムも豊富なことから、効率よく英語が身に付きます。日本からもそれほど離れていないため、気軽に参加できるのも魅力です。

計画はお早めに

子どもを英語に触れさせたいと考えているのであれば、小さいうちから英語の環境を整えることが大切です。英語に触れる時間を長くすることで、英語が身に付きやすくなります。Kids Duo(キッズデュオ)は幼児から楽しく英語を始められる学童保育です。サマースクールも用意されていますので、Kids Duoを利用してみてはいかがでしょうか。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部