【3歳からの習い事】おすすめの習い事と選び方のポイントを紹介!

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子どもが3歳になると、そろそろ習い事をさせてもよいと考え始める親御さんは多いでしょう。3歳になると子どもは、ある程度心身が発達してくるので知識の吸収力が高まります。そのほかにも、子どもに3歳から習い事をさせるメリットは少なくありません。この記事では、3歳から子どもに習い事をさせる意味、おすすめの習い事を解説します。

1.3歳の習い事のメリット

子どもの習い事には理想的なタイミングがあります。以下、3歳から習い事を始めさせるメリットを紹介します。

1-1.脳に良い刺激が与えられる

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脳の働きを活発化させる「ドーパミン」という物質は、人間の行動に深く関係しています。ドーパミンが大量に分泌されると、脳は刺激されて思考力が高まっていくこともあります。そして、ドーパミンの量は年齢によっても異なり、3歳は非常に分泌量が高まっているのです。3歳児が人から褒められたり、好きな食べ物を口にしたりするとドーパミンがたくさん分泌されます。また、これまでできなかったことを成功させたときもドーパミンの量は多くなります。すなわち、3歳を目安として習い事をさせ、子どもが新しい挑戦に取り組み、成功体験を積むことで脳に理想的な刺激が与えられるのです。

1-2.能力が鍛えられる

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一般論として、現代の子どもたちは昔と比べ、手先が不器用だとされています。また、運動能力もだんだん落ちてきているといわれています。こうした問題の原因が「技術の進歩」です。便利な道具がたくさん開発されたため、子どもが工夫をしながら遊んだり運動したりする機会は失われてきました。特に、3歳ごろ、子どもの吸収力が高まっている時期にチャレンジをしないのは成長に大きく関係します。そこで、習い事によりあえて難しい課題を与えてあげれば、手先の器用さや運動能力の向上につながりやすくなります。

1-3.心に余裕が出来る

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幼稚園、小学校と進んでいく過程で、子どもはさまざまな課題に直面します。もしも周囲より運動や勉強が上手くできなければ、子どもは自信を激しく喪失しかねません。一度自信がなくなると運動や勉強へのモチベーションは低下しやすくなります。義務教育が始まる前に習い事を始めさせておくと、いざ学校で課題を与えられても積極的に取り組めるでしょう。スポーツや語学などの習い事は特に、子どもの学校生活をサポートしてくれます。また、学校でいきなり授業を受けても、環境の変化に戸惑ってしまう子どももいます。集団生活に素早く順応し友だちと一緒に勉強を頑張れるよう、習い事で経験値を高めておくのはひとつの方法です。

2.おすすめの習い事【運動系】

スポーツをはじめとした「運動系」の習い事は、体力以外にもいろいろなポイントを鍛えられます。以下、おすすめの運動系習い事を挙げていきます。

2-1.水泳

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全身運動である水泳は、身体の筋肉を万遍なく鍛えられます。しかも、最初は水の中で遊んだり歩いたりする程度から始めるので、それほど危険がありません。体が強くない子どもが体力を伸ばすためにも役立ちます。また、小学校でプールの授業を受けるまでの準備にもなりえます。水に慣れないまま成長すると、プールの授業を怖がってしまう可能性もあるでしょう。しかし、3歳ごろから水泳を習っておけば、プールの授業もすんなり受け入れられます。そのほか、水泳は「泳げるようになる」「新しい泳ぎ方を覚える」といった目標が明確です。子どもにとって目指すべきゴールがはっきりしており、頻繁に達成感を覚えられるのも魅力です。

2-2.サッカー

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男女関係なく、サッカーを習わせる親御さんも増えてきました。サッカーは長時間にわたってフィールド上を走らなければなりません。全力疾走を求められる場面もたくさん出てきます。そのため、子どものスタミナやスピードを伸ばしたい際にぴったりです。また、サッカー教室では基本的に、他の子どもと混じって技術を教えてもらいます。成長を競ったり、試合で勝ち負けが決まったりするうちに精神力も鍛えられていきます。集団行動や仲間の大切さ、挨拶の習慣なども自然に覚えられるでしょう。

2-3.体操

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基礎運動能力を伸ばすには体操もおすすめです。ジャンプをしたり走ったりと、単純な動作から教えてもらえるので小さい子どももレッスンについていけます。また、体の柔軟性も鍛えられます。体が柔らかいと怪我をしにくくなるなどのメリットが生まれます。さらに、小学校での授業対策としても大切です。小学校ではマット運動や鉄棒、跳び箱などを体育の時間に教えています。体操をあらかじめ習っておくと、これらの種目に苦手意識を抱かず取り組めます。そのほか、経済的な負担が少ないのも親御さんにはうれしいポイントです。幼い子ども向けの体操は買いそろえるべき道具がほぼないので、すぐに始められる習い事です。

2-4.武道

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空手や柔道といった武道にも幼児向けの教室は用意されています。選ぶ武道によっては幼いころからの発育がよくなりますし、筋力や柔軟性も伸ばせます。総合的に子どもの体を鍛えたい親御さんにおすすめです。さらに、武道は運動能力を伸ばすだけの分野ではありません。礼儀作法のほか、人に敬意を表するなどの精神性も学べるので人間的成長につながります。そして、精神統一に黙想を取り入れている武道は、集中力を高めてもくれます。武道の心得が基本にあれば、逆境に強く忍耐力のある人間に育ってくれる可能性が高まるのです。

2-5.ダンス

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音楽に合わせてステップや振り付けを行っていくため、ダンスは音感の教育になります。また、リズム感や柔軟性を鍛える貴重なレッスンにもなりえます。ダンスに対して苦手意識がなく、純粋に楽しめる年代だからこそ3歳の習い事に向いているといえるでしょう。また、中学校ではダンスが必修科目のひとつに加わりました。幼いころから習っておけば、中学校の授業に生かせるスキルが身につきます。そのほか、ダンス教室ではお客さんを入れての発表会も催されています。人前で何かをやりとげる度胸を身につけるためにもダンスは役に立つ習い事です。

3.おすすめの習い事【文化系】

知識や教養を育んでいく文化系の習い事も子どもの将来に生かせます。この段落では、文化系の習い事の例を挙げていきます。

3-1.英語

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小学校では英語が必修科目に加わりました。そのため、3歳ごろから英語に親しんでおくのも得策です。3歳児はさまざまな知識を素早く吸収していくので、言語の習得もスムーズです。小学校になるまでまったく英語を知らない子どもよりも、授業に対応しやすくなるでしょう。特に、英語を正確に聞き取るための「英語耳」を備えるには、早い段階からたくさんの英語に触れることが重要です。また、幼い子どもは英語を聞いても、一度日本語に翻訳するプロセスを挟みません。英語をネイティブの発音のまま覚えていきます。そのため、スピーキングを上達させるには3歳ごろから英語を習わせてみるのが賢明です。

3-2.音楽

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歌や楽器といった音楽も、3歳児には適した習い事です。何よりも音感が鍛えられるだけでなく、ピアノなどの楽器演奏は手先の器用さも高めてくれます。さらに、音楽は練習すればするほど上達する実感を抱けます。コツコツ練習する大切さを感じながら、「自分から継続的に演奏しよう」という自立精神が養われていくでしょう。そのほか、発表会という目標があるのも魅力です。人前に立つことに慣れるうえ、目標に向けて努力する喜びを知ることができます。努力の先にある達成感を幼いうちから教えたい親御さんにおすすめです。

3-3.リトミック

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音楽をより親しみやすい形に置き換えた習い事がリトミックです。リトミックでは理論的に音楽を習うのではなく、曲と戯れることが優先されます。たとえば、自由に楽器を鳴らしたり、手遊びを盛り込んだりするのが特徴です。リトミックは0歳からでも始められ、赤ちゃんが初めて通う習い事に向いています。主な目的として、全身運動によるリズム感、表現力の向上が挙げられます。また、リトミックは集団で一緒に楽しむ習い事です。周囲の子どもたちと音を楽しむうち、自然な流れでコミュニケーション能力も育まれていきます。

3-4.学習塾

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3歳児の吸収力を生かし、学習塾に通わせる親御さんもいます。塾に設けられた幼児向けのコースでは、成長段階に合わせたカリキュラムが組まれています。子どもが勉強を嫌いにならないよう、楽しみながら積極的に学べるのが魅力です。また、子どもの小学校受験を考えている場合も、早い段階から学力を高めていくのは大事です。今後、偏差値の高い学校へと進んでいくにあたり、勉強を自分からできるかどうかは幼児期の習慣に左右されます。3歳ごろから勉強が日常の一部であれば、当然のこととして勉強をする子どもに育っていきます。そのほか、小学校に入った時点である程度の学力があると、自信を持って授業についていけるでしょう。

4.習い事の費用はどれくらい?

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子どもの習い事の出費を月謝に換算すると、もっとも多いのが「1万円以内」に収めている世帯でした。その次が「5000円以内」の世帯です。あまりにもコストがかかりすぎてしまうと継続的に通わせるのが難しいので、家計を圧迫しない範ちゅうでの習い事を探している世帯が多いといえます。ただし、習い事によっては不定期に大きな出費が発生する場合もあります。たとえば、バレエやダンスは月謝とは別にコンテストのエントリー費がかかる仕組みです。また、舞台に立つための衣装も親御さんの負担となります。

野球やサッカーなどのスポーツも、道具やユニフォームを買い揃えなくてはなりません。試合がある日は交通費も出てきます。月謝以外の出費が多くなる傾向にあるので、チームに入れる前、費用を確認しておきましょう。

5.習い事選びのポイント

いざ習い事を探す段階になると、親御さんの好みが強く反映されてしまう場合も出てきます。また、子どもの嫌がる習い事を押しつけてしまうこともありえます。子どもが習い事で成長していくには、楽しんで行える内容にしなくてはなりません。ここからは、習い事選びで気をつけたいポイントを解説していきます。

5-1.子どものやりたいを尊重

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親御さんに「子どもにこのような習い事をやってほしい」といった願望があるときも、強引にならないよう注意しましょう。子どもの気持ちを確認せず親御さんの思いを優先していると、通い始めてからやる気が失われてしまう可能性も出てきます。子どもの才能を育むには、何よりも自ら「もっとやってみたい」と思える習い事を見つけてくることが大事です。子どもの気持ちを尊重して習い事を選ぶようにしましょう。

「最初は強制でも、いつかは子どもから感謝してもらえるだろう」という考え方もあります。ただ、心から子どもが嫌がっている習い事を親御さんが続けさせていると、かえってその分野への苦手意識を抱かせてしまいかねません。自信を喪失させ、成長過程に悪影響を及ぼします。子どもの興味を見極めながら、習い事の候補を絞っていくことが肝心です。

5-2.曜日や時間に注意

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3歳児はまだ幼稚園に入ったばかりなど、新生活に適応している最中だといえます。これまでずっと家にいた子どもが、突然変わった環境を受け入れられていないケースも珍しくありません。そのような中、無理やり習い事までやらせると子どもの精神はますます不安定になってしまいます。習い事に集中できないだけでなく、人格形成に影響が出ることもありえます。習い事を始める際には子どもの気持ちが安定しているかどうかをチェックしましょう。そのうえで、食事や睡眠の時間を削らなくて済むようスケジュールを配分していきます。子どもだけでなく送り迎えをする親御さんの負担もあるため、曜日や時間には要注意です。

5-3.体験教室を利用しよう

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習い事は実際に通ってみないと分からないことだらけです。子どもが好きに見えた内容でも、教室に入ってみればやる気がなくなるケースは少なくありません。逆に、通えば通うほど子どもが興味を示してくれるようになることもありえます。また、どれほど評判のよい教室でも、入会してみると月謝が高かったり送り迎えが難しかったりする場合が出てきます。こうした実感を早めに抱くためには、体験教室を有効利用することが重要です。格安や無料での体験教室は多くの習い事で設けられており、子どもとの相性を確認できる機会です。さらに、教室の雰囲気を親御さん自身で感じられるのも大きなメリットでしょう。

子どもの気持ちを大事にしましょう

3歳から習い事を始める意義やおすすめを分かってもらえましたか。吸収力が高い年代だからこそ、子どもに合った習い事をさせるべきです。子どもの気持ちを優先して習い事を選べば、どんどんモチベーションが上がっていきます。たとえば、「Kids Duo」の英語教室のように、幼い子どもでも楽しめる工夫がなされている習い事を見つけてあげましょう。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部