英語などの子どもの習い事|保育園児に習い事をさせるべき?メリットとおすすめの習い事は?

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保育園や幼稚園に通いだすと、習い事を始める人が増えてきます。子どもに習い事をさせるなら、習い事をすることによってどのようなメリットがあるかを把握したうえで、子ども自身が楽しみながら取り組めるものを選ぶことが大切です。この記事では、保育園児に習い事をさせるメリットや、おすすめの習い事について解説していきます。

1.保育園児に習い事をさせるメリットとは?

保育園児に習い事をさせると、コミュニケーション能力の向上や入学準備に役立つなど、たくさんのメリットがあります。ここでは、習い事をすることによって得られるメリットについて4点見ていきましょう。

1-1.友達が増えてコミュニケーション能力がつく

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保育園に通っている時期に習い事を始めると、保育園で出会う友達や先生以外の人ともかかわることになるので、自然とコミュニケーション能力がついていきます。また、保育園以外でのコミュニティが生まれると、友達がどんどん増えていきます。特に、同じ習い事をしている友達は自分の子どもと同じ目的を持って活動しているので、切磋琢磨するなかでより良い人間関係が築ける可能性もあるでしょう。さらに、サッカーなどの集団スポーツ系の習い事に通うとチームのメンバー同士で話し合うこともあるので、技術面だけでなく、言葉遣いも上達する点がメリットです。幼い頃から挨拶をしたり、それぞれのシチュエーションに応じた言葉遣いができたりするなどの社会性を自然に身に付けることができるため、生きていくうえで重要なコミュニケーション能力が次第に養われていきます。

1-2.学校の入学準備になる

小学校に入学する前になると、自分の子どもと保育園の子どもを比較して必要以上に焦ってしまう人も少なくありません。しかし、保育園に通っているときから何らかの習い事を始めておけば、入学準備が少しずつできるので親も安心です。入学前には、「授業についていけるかどうか」という点を心配する人が少なくありません。小学校になると、国語や算数などの授業がスタートします。そのため、学習系の習い事で言葉や数に対しての理解を深めておくと、小学校の授業や宿題で困らずにすむ可能性が高いといえます。

また、小学校では担任の先生の話を聞くことが特に重視されます。就学前から習い事をすることによって、子ども自身が落ち着いて、人の話をしっかりと聞く習慣を身に付けていると、それを小学校でも継続できるという点も大きなメリットです。先生の話をきちんと聞いて理解することができると、早い段階で持ち物や時間を管理する力もついていくでしょう。

1-3.社会性・感性が養われる

子育て中の親の多くが、「子どもの社会性や感性を、より効果的な方法で養っていきたい」と考えています。絵画やピアノなどアート系の習い事を選ぶと、感性や想像力を養うことに役立ちます。アート系の能力を伸ばしたいなら保育園や家庭で絵を描いたり、歌ったりするなどして感性を養うことは可能です。しかし、限られた時間のなかでは、それらの能力を伸ばすことは難しいといえます。たとえば、ピアノは演奏するために手を動かすことから、脳へも良い影響をもたらすといわれています。

1-4.体力がつく

水泳や体操、サッカーなど、体を動かす習い事をすると体力がつくという点は大きなメリットです。子どもが保育園に通っている頃から無理のない範囲で、楽しみながら運動する習慣を身につけておけば、自然と体が丈夫になっていきます。健康状態も良くなる効果が期待できるので、子どものときから体を動かす習い事はたくさんの人に好まれる傾向があります。

2.習い事は無理をしない・させないこと

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保育園児に習い事をさせるときには、心配事や不安なことなどがいくつかあるでしょう。幼い子どもに習い事をさせる場合は、「子どもが嫌がっているにもかかわらず、無理やりやらせないこと」や「本人が興味を示していることをさせてあげること」などが大切です。ここでは、保育園児に習い事をさせるときの心配事などについて見ていきましょう。

2-1.送迎が大変にならないこと

保育園児が習い事をする場合は、送迎が必要になります。そのため、複数の習い事をさせると、その分送迎が大変になり、場合によっては親の大きな負担となる可能性が高いといえます。特に、子どもが保育園に通っている保護者自身が仕事終わりに送迎するとなると、時間帯によっては無理がある場合もあるでしょう。親が送迎するのが難しい場合は、「ファミリーサポート」や「ベビーシッター」などのサービスを活用するという方法もあります。

ほかには、子ども同士が同じ習い事に通っている場合は、親しいママ友と送迎を交代制にするなどの選択肢もあります。また、送迎付きの学童保育を探してみるのも良いでしょう。共働き家庭では学童保育を利用していることも少なくありません。学童保育によっては習い事の送迎をしてもらえることもあるので、このようなサービスを利用すると、子どもに平日習い事をさせることも可能です。

2-2.土日など休日の時間がなくならないこと

子どもが平日保育園に通っていると、何も用事がない土日にあえて習い事に通わせるという選択をする人もいます。ただし、土日に習い事をするのであれば、スケジュールを無理のないように調整することが欠かせません。土日の両方を習い事にあてるのではなく、たとえば「習い事は土日のどちらかにする」など決めておくと、親子ともに無理なく取り組むことができるでしょう。ほかには、行き帰りの時間に買い物や外食をするなどして、親子でリフレッシュをしたり、休日に疲れをとったりすることもとても大切です。家の近くや習い事で出かけるエリアに図書館や公園などがある場合は、積極的に立ち寄ってみて休日を家族で楽しく過ごしましょう。

2-3.保育園を早退させてまで通わせないこと

保育園に子どもを通わせている人の多くが、仕事をしています。基本的には家で保育をすることができないという理由から保育園に子どもを預けているので、「習い事のために保育園を休ませて良いのだろうか」と考える人も多いでしょう。習い事に行くために保育園を休んだり、早退したりするのは、基本的には自由です。しかし、保育園も子どもの成長を考慮して、いろいろな活動の準備をしてくれているので、「保育園を休んでまで通わせる意味があるのかどうか」について、親はしっかりと考えておく必要があります。

2-4.子どもの生活習慣の乱れが起こらないようにすること

習い事選びで悩んだときには、子どもの生活習慣が乱れないようなものにすることが欠かせません。たとえば、夕食や寝る時間が遅くなると、次の日保育園に通うのがつらくなる可能性があります。平日に習い事をするのであれば、夕食や入浴、就寝などの時間が遅くならないように配慮することが大切です。また、子どもの機嫌などによっては、帰宅後に普段通りの生活を送ることが難しい場合もあります。そのため、習い事を始めるときには、余裕を持ってスケジュールを立てるようにしましょう。

3.保育園児におすすめの習い事

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保育園に通っている高年齢(4歳0カ月~6歳11カ月)の子どもの半数以上は、何らかの習い事をしているという結果が得られました。この結果からもわかるように、保育園児でも楽しく取り組める習い事にはたくさんの種類があります。ここからは、保育園児に人気の習い事や、これから人気が出そうな習い事について紹介していきます。
※2015年ベネッセ教育総合研究所調査より

3-1.英会話教室

英会話教室は、子どもに人気が高い習い事のひとつです。小学校に入学すると英語の授業もあるので、幼い頃から英語に触れあう機会を増やそうと考える親もたくさんいるでしょう。子どもが通う英会話教室では、歌やダンス、遊び、ゲームなどの要素を取り入れることで、子どもが飽きずに楽しめる工夫をしている点が特徴です。また、幼い頃から英語に親しんでいると、比較的早い段階で習得できるようになるというメリットがあります。「近くに英語教室がない」などの事情がある場合は、オンライン英会話の利用も検討してみましょう。この方法なら送迎の必要もないことから、保育園児でも無理なく続けやすいといえます。

3-2.ピアノ教室

音楽系の習い事にはたくさんの種類がありますが、ピアノ教室は、常にランキングの上位に入るほど人気がある習い事のひとつです。ピアノを弾くときは左右の手で別々の動きをします。そのため、練習を続けていると器用さや集中力、脳を鍛えることができるといわれています。コツコツと取り組んでいけば少しずつ上達していき、子どもの自信にもつながっていくでしょう。

3-3.ロボット教室

2020年から小学校の授業が大きく変わります。2020年からプログラミングが全国で義務教育化されるため、プログラミングに関する習い事は特に注目されているのが実情です。ロボット教室に通うと、ロジカルシンキングの力がつきます。ロジカルシンキングとは、問題を分解して体系的に整理し、結論を導いていく思考法で、日本語では「論理的思考」などと呼ばれています。この力を身につけると、これまでになかったような新しいアイデアが生み出せるなどのことが期待されるのです。ただし、ロボット教室やプログラミング教室などの習い事は、教室によっては月謝が1万円以上かかる場合もあります。習い事にかかる費用が家計を大きく圧迫することのないように、始める前にはしっかりと検討しておきましょう。

3-4.スイミング教室

以前からスイミング教室は子どもに人気がある習い事です。子どもの体は急速に成長していくため、体に大きな負担をかける習い事は控えるべきです。水泳なら、関節などに負担をかけずに全身運動ができます。さらに、水泳を続けると体が丈夫になるだけでなく、心肺機能が強化されるという点もメリットといえるでしょう。実際、習い事をしている人の3人に1人がスイミング教室に通っているといわれています。教室によっては送迎もしてくれるので、さまざまある習い事のなかでは通いやすく、続けやすいという特徴もあります。

3-5.その他スポーツ教室

スイミング教室以外にも、スポーツ系の教室はたくさんあります。たとえば、体操やサッカー、ダンス、武道などは、保育園児でも通うことが可能です。スポーツ教室に通うと、メンタルが鍛えられ、チームプレイなら協調性やコミュニケーション能力が養われます。ただし、習うスポーツによってかかる費用は変わってくるので、始める前に必ずチェックしておきましょう。

4.学童保育という選択肢もあり

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保育園を卒園後にも習い事を続けたいなら、学童保育という選択肢もあります。学童保育は、大きく「公立の学童保育」「放課後子ども教室」「民間の学童保育」の3つに分けられます。公立の学童保育は「放課後児童クラブ」や「学童クラブ」などと呼ばれており、厚生労働省の管轄で、小学3年生までの親が働いている子どもが対象となっているのが一般的です。運営時間は下校時から18時までのケースが多く、クラブによっては土曜日運営しているところもあります。料金は4000~1万円程度です。費用は自治体によって変わってくるため、必ず確認しておきましょう。

次に、放課後子ども教室は文部科学省の管轄で、公立小学校に通うすべての子どもが対象です。放課後子ども教室は平日の16~17時頃に行われており、学校の教室や児童館などを使って、子どもが好きなことをして過ごしているというパターンが多く見られます。学校によっては学習支援なども無料で行っています。また、民間の学童保育は、民間会社が提供しているサービスで、学習塾やスポーツ教室などの参入も目立っているのが実情です。平日は20時までを運営時間としているところが多く、夏休みになると朝から運営する施設がほとんどです。また、単に放課後預かってもらえるだけではなく、英語や体操教室などを併設するなど様々なサービスが備わったところもあるようです。民間学童保育の場合は1~3万円程度の入会金が必要となり、小学1年生が週に5日利用するとなると、1カ月に4~6万円程度の費用がかかります。

5.今後のグローバル化に向けて英会話教室もおすすめ

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今後、日本はグローバル化していくため、2020年度より小学3年生から英語の授業がスタートします。保育園児の頃から英会話教室に通っていれば、英語に対する苦手意識がなくなります。特に、英語にまったく触れたことがないという子どもには、英会話教室は適した習い事といえるでしょう。

6.Kids Duo(キッズデュオ)がおすすめの理由とは?

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Kids Duoには「幼児コース」があるので、保育園児の頃から楽しく英語に触れることができます。また、Kids Duoなら「小学生コース」も用意されており、就学後には英語教育が受けられるだけではなく、学童保育の代わりとしても利用できます。Kids Duoでは日本語環境で英語を学ぶのではなく、長時間オールイングリッシュという特徴があるので、遊びながら楽しく英語を学んでいけます。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部