学童のキャンプって何をするの?短期的に学童を利用するのは可能?

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子どもを通わせている学童から、キャンプのお知らせを受けて驚いた方もいるかもしれません。実は学童は夏休みなど、シーズンによってキャンプなどのイベントも開催しています。仕事が忙しいけど子どもに思い出作りをさせてあげたい、少しだけ子どもを預けたいという親にとっては、利用できれば助かるでしょう。そこで今回は、学童で行われるキャンプの内容が気になっている方に向けて、詳しく内容を紹介します。

1.学童のキャンプとは?何をやるの?

それではさっそく、「学童のキャンプ」とはどのようなものなのか説明します。

1-1.学童のキャンプとは?

学童のキャンプと言っても、その内容は開催する学童やイベントによって全く異なり、一泊、二泊と泊りがけで行くキャンプもあれば、日帰りのデイキャンプを行うところもあります。参加者については、希望した全員が参加できる場合もありますが、多くの場合は各日で定員が決まっており、希望者が多数の場合には抽選や先着順で参加者が決められるようです。

夏休みに行うキャンプの行先はやはり山が多いようで、個人で行くキャンプと同様、自分たちでテントを張って夜を過ごすこともあれば、民宿などの施設に宿泊することもあります。個人で行くキャンプと違うのは、子どもたちがより楽しめるように同行するスタッフがあらかじめ様々な企画を用意している点です。子どもたち同士が交流できるようなレクリエーションがたくさん企画されているので、子どもは楽しみながら夏ならではの体験をすることができ、よりよい思い出づくりをすることができます。

1-2.具体的に何をするの?

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学童キャンプでは、釣りや川遊び、虫取り、ハイキングなど、やはりキャンプならではのアクティビティを数多く行います。普段都会に住んでいる子どもたちにとっては、こうした遊びは貴重です。泊りがけのキャンプであれば、夜には自分たちで割った薪でキャンプファイヤーをしたり、花火や肝試しなどのイベントをしたりすることもあります。もちろん、食事づくりもキャンプの醍醐味です。慣れない包丁を使い、子ども同士で協力してカレーなどの料理を作ります。さらに、複数日開催するキャンプでは、キャンプ場近隣の牧場や公園に行き、動物とふれあったり自然遺産を鑑賞したりすることもあるようです。
自然の中にどっぷりと身を置き、子どもたちが主体となって活動するこのキャンプは、普段ではなかなか味わうことができない体験です。子どもたちにとっても、思い出深い体験となるでしょう。

1-3.面倒を見るのは誰?保護者はどう関わるの?

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このように子どもにとっては貴重な体験となる学童のキャンプですが、それをサポートするのは非常に大変です。どのキャンプでも、一回につき大体数十人の子どもが参加するので、学童の職員だけでは正直手が回りません。そこで、地域の人や保護者の手が必要となります。学童キャンプはかなり大所帯で、子どもと大人を合わせて50人~100人近くになることも珍しくありません。もし保護者も参加できるようであれば、協力するとよいでしょう。
ちなみに、学童によっては参加者の子どもとその保護者が同じ班にならないように班分けを配慮するところもあるようです。学童キャンプは、他の子どもたちと協力しながら料理をしたり遊んだりすることで、子どもの自立心を高めるためのイベントでもあります。子どもと保護者の班を分けることで、子どもの自立心の成長を妨げることなく、保護者が少し離れたところから見守ることができるようにするための工夫と言えるでしょう。

2.共働き家庭の夏休みなどの長期休みはどうする?

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ちなみに、共働き家庭の場合、子どもが夏休みなどの長期休暇中、預け先はどのようにしているのでしょうか。ここではよくある選択肢を紹介します。

2-1.祖父母の家に預ける

もし両親の実家が近くにあって働いていないなら、長期休みの間は子どもの面倒を見てもらえるかもしれません。祖父母にとっても、孫と過ごす時間が増えるのは嬉しいことでしょう。実家が遠方の場合は仕事の前に預けに行くことは難しいかもしれませんが、子どもが小学生なら、子ども自身に祖父母の家まで行ってもらうという手もあります。小学生の子どもを一人で電車に乗せるなどは不安に思うかもしれませんが、むしろ子どもに小旅行をさせて成長を促していると思えば、いい機会とも言えそうです。

2-2.塾や習い事に通う

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子どもを預けるのではなく、塾や習い事を入れて子どもを家で一人ぼっちにする時間を減らす方法もあります。受験を目指す子どもであれば塾は早いうちから通ったほうがいいですし、受験を考えていない場合でも、学校での勉強にしっかりついていけるようにするためにも損はありません。受験対策のための厳しすぎる塾でなければ、子どもも疲れすぎる心配はないでしょう。塾以外の習い事も、子どもが興味を持っているものをいくつかやらせてあげれば、きっと楽しんで通ってくれます。さらに、塾や習い事には普段関わることのない他校の生徒もいるので、友達の輪を広げることもできるかもしれません。
しかし、この方法を選択する場合、子どもは毎日勉強やレッスンをしなければならないので、疲れや不満がたまっていないかしっかり見てあげなければなりません。また、当然ですが学童以上に塾や習い事は費用がかさみます。子どもと家庭の状況を踏まえて考えるようにしましょう。

2-3.今の学童に通い続ける

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もちろん、現在学童に通わせているというのであれば、そのまま長期休みも継続して預けることができます。長期休みの場合、一般的には8時半~18時まで預かってくれるところが多いようですが、学童によっては時間が違うこともあるので、事前に確認しておきましょう。料金も別途かかる場合があります。
夏休み中の学童での過ごし方は、自習時間や昼寝時間が設けられていることが一般的ですが、自治体か民間かによってだいぶ変わってくるようです。自治体の場合は自主性を重んじることが多いようですが、民間の場合は細かく一日の時間割が決まっていることも。自治体の学童では、夏休み中解放されている学校のプールに行くこともあるようです。

2-4.普段は学童に行っていないが夏休みなどの長期休みだけ一時的に預ける

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中には、午前中だけパートで働いていて学校がある日は子どもを預ける必要はないものの、長期休みになると子どもの面倒が見られなくなってしまうという方もいるでしょう。普段学童を利用していなくても、長期休みのみの預かりが可能な学童はもちろんあります。一方で、普段から通っていないと預かってもらえない学童もありますので、利用を検討している方は確認が必要です。
学童を初めて利用する場合、自治体運営のものにするか、民間運営のものにするか、学童での過ごし方、料金など様々な要因を考慮して、どこに通わせるべきか比較しながら絞っていくことになるでしょう。特に大きな要因となりうる料金ですが、だいたい月1万~1万5千円のところが多いようです。ただし、民間の学童で習い事や塾の機能などを備えているものになると、もう少し高くなると考えたほうがよいでしょう。

3.長期休み中に学童に預けるメリット

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長期休み中に子どもを学童に預けることは、親にとっても子どもにとってもメリットがあります。まずは、なんといっても安全だということです。小さい子どもを家で一人で留守番をさせていると、何があるか分かりません。常に大人が見てくれている学童なら安心ですし、子どもも周りに大人と同じ子どもがいるので寂しくないでしょう。また、学校に通っているときと同じように毎日朝から通うので、家で寝すぎてしまうこともなく、生活リズムが崩れる心配もありません。さらに、学童ではイベントやレクリエーションを用意してくれることも多いので、他の子どもたちと一緒に多くの思い出を作ることもできます。特に長期休暇中はシーズナリースクールという限定のキャンプやフィールドワークなどのイベントを行うことも多いので、参加すればより印象深い思い出づくりができるでしょう。

4.長期休み中の学童の注意点

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このようにメリットも多い学童ですが、あらかじめ知っておきたい注意点もあります。長期休みに入って学童に預ける前に、確認しておきましょう。以下、注意点を紹介します。

4-1.毎日お弁当を用意する必要がある

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よく挙げられる親の負担の一つに、毎日お弁当を用意しなければならないという点があります。長期休みは朝から晩まで子どもを預けることになりますが、学童ではお昼を用意していないことがほとんどなので、お弁当の持参は必須です。仕事前にお弁当を作らなければならないというだけでも一苦労ですが、特に夏休みの場合、食中毒なども起こりやすいので、傷みにくい食材を使うなど色々と気を配らなければなりません。お弁当作りは毎日のことなので、比較的時間のとれる休日に作り置きの冷凍おかずを作って、朝の負担を減らしたり無理せず続けられる方法を選ぶようにしましょう。

4-2.塾や習い事との併用が難しい

塾や習い事との併用が難しいということも注意しなければなりません。学童の場合、安全上の観点から子ども一人で帰すことはせず、ほとんどの場合親など保護者の送迎が必要です。そうなると、習い事に行けるのはどうしても親の仕事が終わって迎えに行ってからになってしまいます。親がフルタイムで働く場合、仕事が終わるのは早くても17時や18時になってしまうので、そこから迎えに行き塾や習い事に行くとなると時間が遅く、通うことは現実的に難しくなります。もしどうしても習い事をさせたい場合は、土日に集中して通わせたり、親の仕事の時間を調整したりするなど、工夫が必要です。せっかくの長期休みなので、子どもにしっかり勉強や何かのスキルなどを身につけてほしいと思うかもしれませんが、学童を利用するのであればスケジュールをうまく組めるように工夫をすることが大切です。

4-3.子どもが途中で嫌がる可能性がある

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さらに最も注意が必要なのが、子ども自身が学童に行きたくないと言い出すことです。毎日学童に行く子どもは、学校に通っている時と同様に早起きして毎日遊ぶので、やはり疲れがたまってきたり、飽きを感じたりして、学童に行くことを嫌がる可能性があります。もしも子どもが学童に行くのを嫌がっていたら、なるべく無理やり行かせることはせず、その日は仕事を休んだり、テレワークをするなどして、子どもにも気分転換をさせてあげるとよいでしょう。学童でも、子どもたちが飽きにくいようにイベントやスケジュールなど工夫をしてくれていることもありますが、子どもの自主性に任せて遊ばせるところもあり、毎日同じことの繰り返しで飽きを感じてしまうことがあるようです。

5.民間の学童を検討してみよう

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習い事に通いにくく、学童に預けることで子どもの学習について不安を抱いている方は、民間の学童も検討してみましょう。ここからは、民間学童について紹介します。

5-1.民間の学童は自治体のものとどう違うのか

民間の学童と自治体の学童ではそんなに変わらないと思っている方もいるかもしれませんが、実は大きな違いがあります。自治体の学童の場合は利用するための条件があり、親が働いていて、子どもが小学校1年生~6年生でなければなりません。費用は月5000~7000円ほどで、民間学童と比較するとかなりリーズナブルと言えますが、預かる時間は基本的に18時までです。小学校の敷地内にあることが多く、安心して子どもを預けることができます。学童では基本的にはすべて自由時間となるので、子どもがのびのびできるのは良い点でもありますが、宿題や勉強など親としては有意義に時間を使ってほしいと思うかもしれません。

5-2.民間学童のメリット・デメリット

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一方、民間の学童の場合は運営時間が長く、20時~21時まで延長できるところもあります。仕事が長引いて定時で上がれないこともある働く親にとっては、とても助かるメリットです。塾や習い事の機能を兼ね備えているものも多く、学童によっては勉強や音楽、英語を学ぶこともできるので、自治体のように遊ぶだけではなく、有意義に時間を過ごすことができます。自宅や学校へ送迎サービスもあり、夏休みには昼食を提供してくれるところもあるので、親の負担も最小限に抑えることができることは非常に大きな魅力でしょう。
しかしサービスが上質である分、民間学童の費用は自治体と比べると高くなります。家庭の経済状況と相談しながら、サービスと予算のバランスがとれる家庭に合った施設を探しましょう。

6.英語に親しめる学童「Kids Duo」

勉強や音楽など、様々なジャンルに特化した民間学童がありますが、英語に特化した民間学童の一つとして、「Kids Duo」があります。「Kids Duo」は、英語コミュニケーションを中心とし、子どもの生きる力を育む教育を行う民間学童です。夏休みにはサマースクール、冬休みにはウインタースクールと短期のイベントも開催しています。ここからは、「Kids Duo」について詳しく紹介します。

6-1.「Kids Duo」とは

「Kids Duo」は、英語漬けの環境で、音楽や工作、仲間たちとの外遊びなどを行う民間学童です。英語を「勉強」するのではなく、長時間にわたって英語漬けの環境でレクリエーションを「楽しむ」ことで、自然に英語を身につけます。多人数のクラスで外国人の講師や他学年の友達と触れ合うことにより、異文化理解や社会性、コミュニケーション力を獲得することができます。「Kids Duo」では、英語が堪能になることを目指して詰め込む教育は行いません。英語の習得が目的ではなく、子どもたちが英語をきっかけにして自分の力や個性・創造力などを育てることを目的としています。

6-2.「Kids Duo」のサマースクールとは

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「Kids Duo」では、プチ留学体験として、夏休みの5日間、サマースクールも開催しています。普段「Kids Duo」に通っていなくても、サマースクールのみの参加も歓迎です。サマースクールでは、ネイティブの先生と一緒に工作やクッキング、ゲームなどを英語で楽しめます。プログラムは全て英語で行われますが、日本人のスタッフもいますので、英語が初めてのお子さんでも心配いりません。コースは3歳~6歳の幼児コースと、小学1~6年の小学生コースの二つがあります。夏休みの思い出に、ぜひ「Kids Duo」で英語を使って楽しく過ごす体験をしてみてはいかがでしょうか。

長期休みは子どもに良い思い出と有意義な体験を

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せっかくの夏休みは、子どもに何か貴重な体験をさせてあげたいと考えている親御さんも多いことでしょう。しかし、共働き家庭などで子どもと一緒に過ごす時間がとりにくいと、どうするべきか悩んでしまいます。そんな時は、学童や地域のキャンプ、シーズナリースクールなどを検討してみてはいかがでしょうか。親が無理することなく、きっと子どもにとって有意義な時間を過ごせるはずです。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部