民間学童で習い事?放課後の預け先は学童と習い事どっちにする?

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仕事など、保護者の都合によって子どもを放課後に預かってもらう先について悩む人も多いのではないでしょうか。家族の誰かが家にいられれば良いですが、そうできない場合もあります。そのような場合に考えるのが学童に預かってもらったり、習い事に行かせたりすることです。こちらの記事では、「学童と習い事のどちらが良いか」「民間学童とは何か」などについて詳しく紹介します。

1.まず学童には種類があることを理解しよう!

「学童といえば1つだけ」というイメージがある人もいるのではないでしょうか。しかし、学童には公立学童保育と民間学童保育の2種類があります。こちらでは、それぞれがどういったものなのかについて詳しく紹介します。

1-1.昔ながらの学童保育「公立学童保育」

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昔から一般的に学童保育といわれているのは、自治体によって運営されている「公立学童保育」です。親が働いている小学1~6年生までが預かる対象となっています。基本的に、学校の授業などが終わってから18時まで預かってもらうことができます。学童にもよりますが、19時頃まで延長可能なところもあるので利用しやすいです。日・祝日は休みである場合が多いですが、土曜日や長期休暇中は朝から預かってくれるところが少なくありません。学童内では宿題とおやつの時間がそれぞれ決められており、それ以外の時間は自由に何をしていても良いです。費用は1カ月間で5000~7000円が目安です。ちなみに、公立学童保育には民間に委託する公設や民営などもあります。公立学童保育は保育園と同じように定員が決まっているので、学童に入れないケースもあるのです。また、低学年の子ども達が多く入った場合、高学年の子どもが継続して利用できなくなる場合もあるので注意が必要です。

1-2.自由で充実したサービス「民間学童保育」

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民間学童保育は企業やNPO法人が運営しているもので、小学1~6年生が対象です。公立とは違い、親が就労しているかどうかは問わないことが多いです。下校後の預かり時間については学童によって違いますが、22時頃までなど比較的遅い時間まで延長できます。都心では24時間対応のところもあります。土日や長期休暇などの対応については運営元によって違いがあるため、事前に確認しておくといいでしょう。

民間学童保育では細かな教育プログラムが組まれており、それぞれ専門家に指導してもらえます。たとえば、英語や運動・ダンスなどです。学童によっては、普段の会話を英語で話しているところもあります。

さらに、学校・学童・自宅間以外にも、習い事への行き帰りのために送迎バスを用意しているところもあるので安心です。毎月の費用は1カ月間で平均4~7万円で、公立学童保育と比較すると10倍ほど高くなっています。中には10万円以上の費用がかかるところもあります。公立との違いは、希望する民間学童保育が学校のそばにないケースや学童によっては庭がないので近くの公園で遊ばせるケースなどがある点です。また、預かってもらう曜日を限定できる点も民間のメリットでしょう。

2.学童と習い事の違い

学童は預かってもらっている間に宿題をしたり、勉強をしたりする時間があります。では、習い事とはどのような点が違うのでしょうか。こちらでは、学童と習い事の違いについて紹介します。

2-1.学童は「生活の場」としての機能をもつ

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「共働きなどで下校後に保護者がいない小学生を対象に、放課後の遊び場や生活の場を提供する」のが学童です。学童でも宿題や何かを学ぶ時間はありますが、習い事のように特定のものを学ぶことのみが目的になっている場所とは厳密には違います。学童では勉強以外にも遊びの時間があり、生活の一部となっています。また、責任をもって子どもを預かるための場所なので安心感も持ちやすいのが特徴です。

2-2.習い事はあくまで趣味

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習い事はあくまでも趣味の一環であり、子どもを安全に預けるための場所という目的のためだけにできているわけではありません。趣味という点から、子どものやる気がなくなってしまえば通わせにくいというデメリットもあります。ただ、趣味で学ぼうと思ったことを集中的に身につけることができるメリットもあります。

3.学童と習い事の両立は可能か?

学童と習い事の両方を並行して利用することはできるのか気になる人もいるのではないでしょうか。こちらでは、「学童で預かってもらいながら習い事へも通うことができるか」について詳しく紹介します。

3-1.「中抜け」できるかまずは確認

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学童に預かってもらっているときに習い事へ通う場合、中抜けをすることになります。中抜けは、学童にいる間に習い事のために外へ出て、再び学童へ戻ってくることです。宿題をしたり、勉強をしたりといった決められた時間以外は友達と遊ぶ時間になるため、その時間を利用して習い事をすることもできます。しかし、学童によって中抜けをできるところとできないところがあるので注意が必要です。そのため、事前に学童の方針を確認しておいたほうが良いでしょう。

3-2.習い事へ送迎してくれるところも!

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運営方針では中抜けを認めていない学童が非常に多いですが、中抜けを認めているところでは習い事の送迎までしてくれるオプションがある場合もあります。たとえば、ドライバー1人だけではなく、ドライバー以外のスタッフも1人ついているケースもあり、安心して任せられる点もメリットです。

4.学童を検討するなら知っておきたい共働き世帯の「壁」

学童は便利なものですが、共働き家庭が当たる壁について紹介します。

4-1.小1の壁

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「小1の壁」とは、保育園時代よりも仕事と子育ての両立がしづらくなることです。学童保育は小学1年生から預かってもらえますが、保育園より運営時間自体は短くなっています。そのため、保育園までうまくできていた仕事と子育ての両立が難しくなってくるのです。夏休みなど長期休暇の間は給食もないので、お弁当を持っていかなくてはなりません。90%以上の親が小学生に上がるタイミングで、仕事と子育ての両立に不安を感じていることもわかっています。

4-2.小4の壁

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学童は小学6年生まで預かってくれますが、地域によって定員の都合があり、低学年が優先されるので、高学年になると通えなくなるケースがあります。それが「小4の壁」と呼ばれるもので、学童に預けられるから安心と思っていた放課後の子どもの居場所を失ってしまう可能性がでてくるのです。小学4年生くらいの年齢になると塾へ通う子も増えるので、夕方まで遊べる友達が減ってしまうことがあります。学童へ継続して通えたとしても、同年代の友達がいないことで子ども自身が学童へ通いたくないと言い出すケースもあります。

学童へ通えなくなった場合、塾や習い事に通ったり、1人で留守番させたりすることも考えなければなりません。留守番に慣れていない場合、鍵の重要さや鍵をどう持たせるか、鍵を開ける際の注意事項など細かに教え、慣れさせる必要があります。ランドセルに鍵用のホルダーがついているものもありますし、チェーンやストラップなども利用できます。塾や習い事へ通う場合は、その時間は1人でいないので安心です。

5.習い事と学童が一体化したような民間学童も

学童と習い事の両方を並行した場合、どちらも叶えられる学童もあります。習い事のオプションがついているのは民間学童に多いです。習い事やプログラム・夕食を食べられるなどのサポートが充実している傾向があります。また、さまざまな体験をできる学童も増えています。

6.民間学童で提供している習い事の例

こちらでは、「民間学童ではどういった習い事をできるのか」について紹介します。

6-1.音楽系

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音楽系の習い事では、ピアノ教室があります。ピアノ教室では楽譜を見ながらさまざまな曲に挑戦しますが、リズムの読み方や楽譜の見方を覚えられます。何度も練習して自信をもって弾けるようになるため、集中力・忍耐力を身につけられ、達成感を感じることでやる気にもつながるのが良いところです。ピアノは早めに習い始めることで、聴力・脳の発達に効果的とされています。右手と左手がそれぞれ別の動きをしますし、楽譜を見ながら複数の情報処理を同時進行しなければなりません。これが、知能発達に役立つと脳科学的にも良いことがわかっています。

6-2.英語

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国際社会といっても良い現在では、英会話ができることは非常に有利です。学童という日常生活に近い環境の中で英会話を習うことで自然と身につけやすく、文化の違いについても知ることができます。今後の社会で必要になる「読む」「書く」「聞く」「話す」という英語の4つの技能を外国人講師から直接学べるのです。友達と一緒に楽しみながら学べる点も、英会話力を身につけるのに良い環境になります。

6-3.ロボット科学教育

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少し変わった面白い習い事には「ロボット科学教育」もあります。ロボットを自分で制作する授業ですが、それぞれの学年に応じて、メカニズム・理数知識・プログラミング能力・プレゼンテーション方法など必要なものを学べるものです。ロボット制作をすることで、さまざまなことにチャレンジする精神やアイディア力、出したアイディアから出た結果に対して冷静に分析する能力なども身につけられます。こういった能力は受験・就職後などにも役立ちます。

7.民間学童のその他のメリット

こちらでは、民間学童保育にどのようなメリットがあるのか、紹介します。

7-1.送迎サービスがあることも

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民間学童の場合、学校から学童への送迎があることが多いです。そのため、外が暗くなってから子どもが1人歩きしなければならない状況があって心配な場合でも安心できます。

7-2.延長保育が長め

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民間学童保育の場合、22時頃まで預かってもらえるところもあります。民間学童保育は、公立学童保育より預けられる時間が長いのが一般的です。共働きをしていて子どもが帰宅しても1人で留守番させなくてはならない状況だったり、仕事で遅くなることが多かったりする場合には、特に民間学童保育が向いています。

8.実際に見学や体験をするのがポイント

民間学童保育といってもさまざまあり、それぞれで預かり時間の違いがあります。また、利用できるオプションの違いもあるので、できれば前もって見学したり、実際に体験したりすることがポイントです。話を聞いているととても自分達の状況に合っているように感じても、実際に通い始めたら思っていたものとは違っていたケースは少なくありません。学童の雰囲気はその場に行ってみなければわかりにくいものなので、子どもと一緒に足を運んでみるのがおすすめです。施設がどのような場所かも知ることができるので、より安心できるという点も見学や体験をする大きなメリットになります。スタッフがどのような人なのか、どのように子ども達に接しているのかを見るのもポイントの1つです。預けている間はスタッフが一番子どもと接する人間なので、子どもに対する言動はしっかりとチェックしておきましょう。

9.英語をしっかり身に着けたいなら「Kids Duo」

国際社会といってもいい現代で、英会話を日常生活の中で学べる「Kids Duo」はおすすめの民間学童です。特に、下校後の時間を使って英語力を身につけてほしいと考えている場合や子ども自身が英語に興味を持っている場合には向いています。小学校から学童までの送迎もあるので、安心して通わせられます。英語の授業のように勉強するのではなく、学童にいる間はずっと英語が飛び交っているのです。そこにいるだけで英語に耳が慣れ、自然と覚えられるようになります。スタッフは英語ネイティブのスタッフ・バイリンガルのスタッフの両方が在籍しています。

音楽・工作・ゲーム・外遊びなどをしながらなので、子ども達も楽しみながら学童に馴染めるのも良いところです。また、「Kids Duo」にいる間は年齢や学年は問わず、さまざまな年齢の子ども達が一緒に過ごします。そうすることで縦社会に触れることができ、高いコミュニケーション能力を身につけることが期待できます。小学生の場合は、下校後に子どもが揃うまでの自由時間があります。その間に宿題をすませる子も多いです。その後、おやつ時間・さまざまな体験時間の後、自分の作品などの発表もするのです。幼児の場合も子ども達が揃うまでは自由時間・その後皆でさまざまな体験をする流れです。無料体験ができるのも良い点といえます。

学童の中で習い事ができる民間学童なら一石二鳥!

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一般的に、習い事で中抜けすることは公立学童より民間学童のほうがしやすいです。学童によっては習い事向け送迎オプションも用意されていますが、それがない場合、行き帰りでトラブルが起きることも考えられます。その点、学童にいながら習い事もできれば一石二鳥です。「Kids Duo」は常に英語が飛び交っている環境なので、自然と身につけられます。英語に興味があるならば、一度無料体験に参加してみるのも良いのではないでしょうか。

執筆者:英語で預かる学童保育Kids Duo
コラム編集部